年間延べ250社以上の実績

うちの会社の「財務はどうなの?」を税理士さんに聞けていますか?

札幌市白石区の経営に力をいれている千葉税理士事務所です。

会社の決算期に多いのは3月・12月ですが、それ以外の月にも決算を迎える会社も多いと思います。

決算の時に税理士事務所や会計事務所から「今期の決算報告」を受けていると思いますが、どのような説明を受けていますか?

今回は税理士事務所や会計事務所からきちんと「決算報告を受けているか」のポイントをお話しします。

(目次)

1.会計事務所のよくある決算報告内容

2.決算報告内容で聞くべき項目とは

3.まとめ

1.会計事務所のよくある決算報告内容

年に一度の決算報告は会社にとって「1年間の成績表」といえます。

この決算説明を会計事務所からうけているけども、次の内容だけであれば「会計事務所のよくある決算報告」ということになります。

①今期の売上・経費の合計・利益の金額の読み上げ

②繰越欠損金の増減による今期・来期の納税への影響

③今期の決算で発生した税金

④役員貸付金・役員借入金の残高

⑤前期との数字比較

よくある会計事務所の決算説明

基本的には売上と利益はどうなったのかという損益計算書(P/L)中心の説明になります。

あとは「いくらの税金を払うのか」という支払いの説明です。

役員貸付金は説明がなく、知らない間に多額になってしまっている会社もあります。

前期との数字の比較で説明をしてくれるところは、少し親切な気がします。

この「会計事務所のよくある決算報告」が悪いわけではありません。

きちんと事実をお知らせしてくれています。

ただ、私たち千葉税理士事務所からみると「会社経営のための決算報告ではない」と感じております。

2.決算報告内容で聞くべき項目とは

税理士事務所や会計事務所の決算説明で「どのような項目」を聞いておいた方が良いのかをみていきましょう。

皆さんの会社は金融機関を意識されると思います。

「金融機関が御社をどのように見ているのか」という説明を聞いてみてください。

間違っても「利益が出ているから大丈夫ですよ」というような話ではだめです。

減価償却を調整して、数万円や数千円の利益を出せば大丈夫と思っていると痛い目に遭います。

なぜなら、中小企業や個人事業において金融機関は一番重要な資金調達ポイントなのです。

ここの評価がめちゃくちゃであれば、困ったときに資金調達をすることができません。

仮に資金調達ができたとしても金利は間違いなく上がっています。

いかに資金を確保できる環境を用意しておくかが社長の仕事の一つです。

これをサポートするのが会計事務所(税理士事務所)です。

私たち千葉税理士事務所の場合には、経営サポートプランのお客様にはこの金融機関がどのように御社を見ているかを説明させていただいております。

例えば、次の項目を聞いてみましょう。

①うちは銀行融資を”いくら“受けたほうが良いのか?

②うちの会社のキャッシュは“いつまで”もつのか?

③うちは“いくら”の現預金をもつべきなのか?

たった3つの会計事務所に聞くべき質問

これらの質問に根拠を含めてきちんと説明していただければ安心です。

万が一この質問をしても、回答してもらえないのであれば「経営に関する相談」は難しいかもしれません。

この質問は会社の生存に一番重要なキャッシュに関する相談ができるかどうかの指針です。

一般的な会計事務所や税理士事務所は領収書や請求書のチェックと税務申告がメインになっていることが多いので、特段おかしな会計事務所ということはないです。

むしろ丁寧にチェックをしてくれているのであれば、税務的には丁寧な仕事をされているのだと思います。

3.まとめ

決算は年に一度の経営の成績表です。

過去1年間で自社がどのようになったのかという「過去」が表れたものです。

この決算の数字は1円も変えることができない「過去」です。

決算説明会では「未来」がどのようになるべきなのかを考える大切な機会です。

その未来を創るために、資金に関する相談ができる会計事務所だと安心感があると思います。

決算時期には会計事務所に対して、社長の質問を投げかけてみてください。

事務処理だけではなくこの先をどうしていくべきかを相談したいのであれば、経営に強い会計事務所を検討してみてはいかがでしょう。

時間は有限で、経済環境も激変しています。

まず、決算時期や半期ごとに確認をしてみましょう。

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