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建設業の下請けだから仕方ないでよいのか?

札幌市白石区にある建設業の経営に強い千葉税理士事務所です。

私たちは建設業のお客様とたくさんお付き合いをさせていただいております。

建設業の方とお話をさせていただく際に「うちは下請けだから」という話がよく出ます。

この「下請けだから仕方ない」ということでよいのかどうかをお話しします。

(目次)

1.建設業はほとんどが下請け

2.下請けでも儲かっているところと儲かっていないところがある

3.建設業も経営的発想が大事

1.建設業はほとんどが下請け

建設業はたくさんの業種があります。

建築業もあれば土木工事業もあります。

建設業は直接最終消費者のお客様を持っているところ以外は下請けになる業種です。

割と大きな会社でもすべてが元請け工事ということではなく、下請けの現場も持っていたりします。

個人で建設業をされている会社や数億円規模で建設業をしている法人であっても、下請け売上がかなりの額を占めていると思います。

そんな業界ですが「うちは下請け仕事だから・・・」と赤字の原因を下請け仕事のせいにして終わりにしていませんか?

これを嘆いていても利益は出ないし、キャッシュがたまる経営に向いていくことは難しいのです。

2.下請けでも儲かっているところと儲かっていないところがある

ほかの会社が儲かっているかどうかは正直わからないと思います。

同じ業種の社長と話していて「儲かっていそうだな」と感じたり、乗っている車をみて「景気がよさそうだ」と感じたりすることがほとんどだと思います。

実際に儲かっているかどうかは「決算書」を見ないとわかりません。

案外決算書をみると儲かっているように見えていても「そうでもない」というところもあるのです。

逆に下請けがほとんどの売上なのに好業績という建設業も結構あります。

この下請けで儲からないと決めつけてしまっている会社と下請け仕事でもしっかりと利益が出せている会社の差は何なのでしょう。

下請け仕事をしていて儲からない会社と思われるのは「社長が職人」という会社です。

現場をしっかりと納めるのですから「職人」であること自体は悪くありません。

しかし、職人=いいものを創ればOKというところで止まってしまいます。

いいものを作ってもお金が入ってこなければ経営はできません。

その結果として従業員が家族だけや2人で会社をやっているという規模の建設業が多いと感じます。

下請け仕事でも儲かっている会社は5名以上の建設業になっていると思います。

その理由は次の項目でお話しします。

3.建設業も経営的発想が大事

家族だけでやっている建設業や2人だけでやっている建設業が儲かっていないのは、儲からないから人が採用できないと考えています。

実際に儲かっていなければ人の採用は難しいのですが、儲かる体制にするためにも人を採用しなければなりません。

逆に儲かっている建設業が5名以上になっているのは「仕事の請け方」を優位にするために人数を確保しているからです。

当たり前のことを言っていると思うかもしれませんが、当たり前のことができている会社は儲かっていて、できていない会社は儲かっていないのです。

儲かる仕組みに向けた動きができていれば、時間がかかっても儲かる会社になります。

そこにいくためには物を作る職人という立場だけでなく、経営をする人である社長になってほしいです。

どうしたら「儲かるように仕事が請けられるのか」を考えてください。

どうしたら複数の現場を受けられるようになるのかを考えてください。

そのためには何が必要でしょう。

これを考える癖をつけることで数年以内に経営的に動ける社長になれます。

私たちが選ばれるのは「建設業は現場次第」という考えではなく、どのように考えて動いていただくことでよい建設業に向かっていただけるかの打合せに力を入れているからです。

もし、建設業で経営を改善していきたい方は今すぐご相談ください。

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