札幌市白石区の経営に力をいれている千葉税理士事務所です。
今回はあらゆる業種で悩みの多い「人手不足問題」について考えてみたいと思います。
(目次)
1.人手不足の会社に起こる今後の問題
2.人手不足に陥らないために今すべきこと
3.人手不足を解決したその先は
人手不足に陥らない会社にするためには
1.人手不足の会社に起こる今後の問題
今時点で人手不足の会社と今後人手不足になる会社の両方には時間のずれはあっても同じようなことが起こってきます。
現時点で人手不足の会社は同業他社と比べて競争力が弱い可能性が高いです。
会社の成長が他社に比べてゆっくりだったり、自分たちがなんとか食べていければ良いという安定に落ち着いている可能性があります。
今時点では生活をするという点では問題は感じないかもしれませんが、経営者の年齢が上がっていった段階で競争力の急激な低下を起こしたときに気が付くと思います。
経営者の年齢が50代であればまだ仕事を選ぶことができます。
しかし、経営者の年齢が70代になったとしたら、若い社員が承継する会社でなければ仕事が細くなっていっても仕方ないと思います。
仕事を発注する側の立場立てば事業場リスクの高い先に仕事を出せなくても当たり前なのです。
求人採用ができない会社は長期的に選ばれない会社になっていくリスクが高いということから目を背けてはいけないのです。
2.人手不足に陥らないために今すべきこと
最近では零細企業が採用難というだけではなく、中小企業でも採用困難が広がってきています。
採用困難というだけではなく、採用しても離職率が高くなってきて人の定着が難しいという悩みは四六時中聞く悩みです。
人手不足に陥らないためにできることは何かも考えていきましょう。
人手不足になるのはタイミングがあります。
①成長過程で伸びに人材確保がついていかない
②離職が多くて業務が追いつかない
③将来を考えると採用しておきたいが採用できない
今回の人手不足に陥らないために今すべきことはこのすべてに対して手を打つことを考えてみましょう。
求人をしても人を採用できないのには、賃金体系に問題がある場合とその会社の魅力という点で問題がある場合があります。
この2つのことを解決するように、会社の将来設計をしていかなければだめです。
毎月の試算表をただ見ていてもこの問題は解決しません。
もっと、将来に対してどのように動いていくのかを常日頃考える仕組みを作らないと人の問題は次々と起こってきます。
3.人手不足を解決したその先は
人手不足の長期的問題を解決する方法が見えたら、その会社の成長を確実なものにしていく必要があります。
なぜなら、そこで働く人の給与アップをしていかなければ、すぐに人手不足問題はぶり返します。
この計画は「数字遊び」としての事業計画ではだめですよ。
自分の会社が5年・10年かけてどのように成長していくべきかを考える必要があります。
自分の会社のマーケットはどのように変化していくのかも検討していきましょう。
それに伴って、財務面がどのように変わってしまうのかも考えていきます。
そうしなければ資金調達の方法も変わってしまうのです。
資金調達方法を決めると金融機関との付き合い方も考えて行うようになります。
今までの決算時に利益が出た・赤字だったとは別次元の経営というものが知らないうちにできるようになります。
まずは、人手不足で悩まれている方は税理士さんに相談してみましょう。
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