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建設業・建築業は元請け選びができていますか?

札幌市白石区の経営に力をいれている千葉税理士事務所です。

私たちは建設業に強い税理士事務所を目指しております。

といいますのも、開業してから15年以上にわたって建設業のお客様の経営相談を受け続けております。

それゆえに、建設業のお客様の悩みの変化が実務の中で感じ続けてきたからです。

今回は建設業・建築業の方の元請け選びについてのお話です。

(目次)

1.建築業・建築業で元請けを選ぶことができるのか

2.なぜ建設業・建築業の元請けを選ばなければならないのか

3.建設業・建築業の社長は職人ではいけない

1.建築業・建築業で元請けを選ぶことができるのか

個人事業主や10名以下の建設業・建築業の方とお話をしていると「元請けありき」なので売上はどうしようもないと考えている方が非常に多いと感じます。

一番危険なのは「元請け1社依存」の会社です。

個人事業主として1人で独立した方は特に「元請け1社依存」に危機感を感じていない場合が多いです。

自分ひとりなので「元請け1社」が正しくて、それ以上増やしても仕事ができないから仕方ないということらしいです。

でも、こんな状況であっても建設業・建築業の方は元請けを選ぶことはできるのです。

なぜなら、社長が決定をすることで取引先を変えることはできるからです。

ただし、やり方を間違うと本当に仕事がなくなるので注意しましょう。

2.なぜ建設業・建築業の元請けを選ばなければならないのか

そもそも「建設業・建築業の方がなぜ元請けを選ばなければならないのか」を考えていきましょう。

元請けを選ばなければならないのは、あなたの会社の売上はその元請け次第なのです。

売上だけではありません。

あなたの会社の資金繰り自体をその元請けに握られているのです。

「今回の現場は赤字だったから、これしか払えない」というフレーズを聞いたことはありませんか?

そして「次の現場では返すから、この金額で」なんてことを繰り返していった結果、あなたの会社は赤字体質になっていたりします。

今の銀行融資が必要な理由はその元請け先との「今の付き合い方」を続けた結果かもしれません。

これは社長が経営者としての考え方をせずに、職人としての付き合いをしてしまった結果なのです。

3.建設業・建築業の社長は職人ではいけない

建設業・建築業の社長も「現場に出る(ことがある)経営者」と「現場に出たがらない経営者」に分かれます。

一人で起業した場合には、現場に出ざるを得ないので「現場に出る経営者」という立場でスタートしていると思います。

1人工単位で売上が上がる会社の場合には、社長の現場での売上も重要になるのでこれが多いと思います。

ただし、目先のお金としては現場にでることで何とかなるのですが、長期的には経営改善にはつながりにくいのです。

一方で、現場に出たがらない経営者にも問題があります。

なぜ、元請けに切られてしまったのか・仕事が減っているのかが現場に出ないことで見えなくなっているケースもあるからです。

経営者としては現場作業をするわけではなくとも、現場を回ることは必要です。

自社の売上も資金繰りも「元請け」から得られているのです。

どのような元請けを何社創っていくのかによって、将来的な会社の「売上・資金繰り」が出来上がるのです。

この大切な考え方を持たなければ「今日も一日忙しかった」で終わってしまいます。

気が付くと従業員さんの年齢が上がっていたり、元請けの社長の年齢が上がっていて5年後の仕事がわからないという状況になってしまいます。

私たちは建設業・建築業のお客様と長年付き合い続けたことで実際にこのような傾向を実感しております。

毎日・毎月経理をして、税理士さんに領収書のチェックをしてもらっているだけではダメです。

確定申告や決算をやることをもくてきに会計事務所を選んでいたのでは、1年があっという間に無駄になってしまいます。

1日でも早く経営的な視点で建設業・建築業を考えて進めていく会社が3年後・5年後に伸びていると思います。

円安・物価高・人件費の高騰の中でどのように利益を出していくのかを考え、実行していくには1年~3年かかります。

節税や決算だけではなく、毎月の経営的な打合せにシフトしましょう。

建設業に強い税理士事務所の考え方

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